椎間板ヘルニア

ヘルニア予防

    日々の予防策

    ヘルニアの原因は「体の歪み」が主だった原因だということは上記の通りです。いわば、現代社会の暮らしはかなりの部分でヘルニアの原因となりやすいといえます。しかし、逆をいえば毎日の暮らしの中で、多少の意識をしておくことによって予防することが可能であるともいえるのです。とにかく負担の少ない姿勢を保つように努力してください。

    姿勢の固定化は避けよう
    トラックやタクシーの運転手の方、会社で事務作業を中心にされている方に多いのが「長時間の同一姿勢」です。座ったままの姿勢は「足の運動不足」「肩/腰周辺への継続的な緊張」「骨盤の固定」といった状況を生み出し、 腰によくありません。少なくとも1時間に1度は小休止を取る、あるいは身体を伸ばす等の運動を取り入れて骨格と筋肉の健康促進を図りましょう。

    物を持ち上げるときは片膝をついて
    椎間板ヘルニアの原因で多いfのは物を持ち上げようとした瞬間の過負荷です。これは腰を折り曲げて持ち上げようとする場合に多く、「腰骨を軸に背筋で物を持ち上げようとした」結果、耐え切れなくて「グキッ」となります。重たい物を持ち上げる際には必ず「片膝をついた」状態で「上半身で」持ち上げるようにしましょう。いわゆる「腰を入れる」という動作です。

    物を運ぶときはしっかり身体につけて運ぶ
    重たいものを持ち運びする際に時々「身体から離して」持っている人がいます。これなどの椎間板ヘルニアになり易い姿勢です。身体から離して物を運ぶと言うことは「腕を軸にして背筋で支える」形になり、その背筋を支えるのはやはり「腰」なのです。これも腰を痛める代表的な姿勢です。重たい荷物を持ち運びする場合、必ず胸からおへそのあたりに荷物を身体に預けて、しっかりと「上半身」で支えるようにしましょう。こちらも「腰を入れる」という事ですね。

    身体に馴染まないものは健康の為に使用しない
    買った靴が「少し大きい」「少し小さい」「足が締め付けられる」といった違和感を感じていても「履いている内にきっと馴染むだろう」と考えて使用している人は恐らく殆どです。確かに多少のサイズ違い等は履いているうちに使用者の足に馴染んできますが、中々馴染まないのに、「勿体無いから」と使い続ける事はあまりお勧めできません。何故なら「靴が身体に馴染む」のではなく「身体が靴に馴染んでしまう」からです。靴が最も履きやすい姿勢へと身体が歪んでしまっては元も子もありません。 細かく言ってしまえば、女性のヒール等はその際たるものともいえるのです。流石に「ヒールは止めましょう」とまでは言えませんが、靴は自分のサイズに合ったものをしっかり選んでしっかり履き潰しましょう。本当に小さな違いですが、効果は大きいのです。

    背筋・腹筋をバランスよく鍛えましょう
    予防の王道ですが、「筋肉トレーニング」は欠かせません。椎間板は縦揺れにはとても強い構造をしていますが、実は横揺れ,捻れといった動作には実はあまり強くありませんので、腰を捻る際に使う筋肉、「内腹斜筋」「外腹斜筋」をしっかり鍛えましょう。多くの方が「縦揺れ」の腹筋である「腹直筋」を鍛えてばかりで肝心の捻れ,横揺れ対策ができていないケースが目立っています。もちろん、背中に大きく広がる「広背筋」等も併せてしっかり鍛えましょう。大切なのは筋肉の量よりもバランスです。

    近づいて持ち上げましょう。その他背筋・腹筋を鍛えることによって腰への負担を軽減することが可能です。カロリーオーバーになったりフィットしない靴は足腰への負担が増えるので気をつけましょう。

    ヘルニアは毎日少しの気配りが一番効果的!

    ヘルニアは毎日の小さな蓄積が原因となります。ですので、背伸びや軽い運動といった簡単な姿勢矯正を心がけるだけでも全然違ってきます。体操などは健康維持にも効果的ですので、ヘルニア予防・健康維持・運動不足の解消を目的に取り組んで見てください。
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