私たちの姿勢を維持しているものの中心となっているのが脊椎です。背骨と言った方が分かりやすいでしょうか。この脊椎から数多くの骨格が広がり、体を構成しています。脊椎は24個の椎骨の結合体で、その間に『椎間板』と呼ばれる衝撃を吸収するためのクッションの役割をする軟組織があります。腰の構造も、この脊椎の一部になっています。
S字カーブの脊椎脊髄を横から見たイラスト図
脊椎は横から見ると、緩やかなS字のカーブを描いています。
脊椎は、上から、少し前方に緩く曲がった7個の頚椎、背中の反りを作り出す、後方に緩やかに曲がる12個の胸椎、背中の反りとバランスをとる、前方に緩やかに曲がる5個の腰椎、仙骨、尾骨で形成されています。