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    筋肉が強くなる秘密

    筋肉は、伸び縮みすることで力を発揮します。筋肉は強い負荷をかけると、筋肉の繊維が壊れますが、24~48時間かけて、今までより強力に修復されます。

    これが「超回復」と呼ばれる現象です。これを繰り返しながら、次第に強い負荷にも耐えられる筋力がついてくるのです。

    確実に筋力アップを図りたい時は、トレーニングを連続して行うだけでなく、しっかりと休ませる時間が重要です。

    筋肉痛を感じたら、回復のチャンス。

    その部分のトレーニングは一旦止め、痛みが落ち着いたら再開しましょう。

    筋肉が回復するのにかかる時間は24~48時間ほど。

    あせらず、筋肉を休ませ、回復させることで、より効率のよい筋トレ効果が期待できます。
      胸…大胸筋(だいきょうきん)

      胸周りの大きな筋肉で、普通のトレーニングでは腕立て伏せで鍛えられる部分です。男性なら厚い胸板に、女性ならバストアップ効果が期待できます。心臓に近い部分に使用する際は注意が必要です。

      腕…上腕二頭筋・三頭筋

      二の腕の筋肉で、力こぶが出来る方が「上腕二頭筋」、下側が「上腕三頭筋」です。普通のトレーニングではダンベル体操などで鍛えます。特に「上腕三頭筋」はなかなか使われないため、たるみが気になる部分。鍛えることで、体全体をスッキリとした印象に出来ます。

      お腹…腹直筋・腹斜筋

      誰もが気になるお腹。腹直筋や腹斜筋は、中にある内蔵や骨盤を支える重要な筋肉です。普通のトレーニングではクランチやシットアップなどで鍛えられますが、辛くて大変な上、腰痛の心配も。
      「○ンダー・コア」などのマシンを使用するのもイイですね。また、EMSを使うことで、腰痛などの心配なく、効率よく腹筋が鍛えられます。

      お尻・太もも…大臀筋・大腿四頭筋

      お尻の大きな筋肉が「大臀筋(だいでんきん)、太ももの前面にあるのが「大腿四頭筋」です。大臀筋を鍛えることで、引き締まったハリのあるヒップが生まれ、大腿四頭筋を鍛えることで、老化や体力低下による下半身の衰えを予防します。

      大きな筋肉を鍛えよう!

      ダイエット効果を上げるためには、大きな筋肉を鍛えることが重要です。お腹、太ももなどには様々な筋肉が集まって、1つの大きな筋肉として働きます。

      大きな筋肉は、大きなエネルギーを生み出します。大きな筋肉を鍛えることで、基礎代謝をアップさせることができるのです。
      No.10

      基礎代謝

        基礎代謝って何?

        基礎代謝とは、体を維持する活動上、必要なエネルギーのこと。年齢と体重によって平均的な基礎代謝量が決まっており、男性の場合は15~17歳、女性の場合は12~14歳をピークにどんどんと減少していきます。

        基礎代謝を主に使うのは、脳や内臓。また、鍛えられる筋肉である「骨格筋」も消費しています。このため、「筋トレをすれば基礎代謝が上がる!」と言われているのです。

        食べ物から摂取するカロリーは、使われなければ全て体に蓄えられます。筋肉を鍛えることで、基礎代謝の底上げが行われ、何もしなくてもエネルギーを消費でき、痩せやすい体質が実現します。


        筋肉をつけると、ムキムキした外見になりそう…

        「筋肉=ムキムキとしたマッチョなスタイル」というイメージがありますが、筋肉は簡単にはつかず、更に女性は体質的に筋肉がつきにくく出来ています。普通の人がボディビルダーのようになることは、まずありません。

        筋肉は使われなければどんどんと縮こまり、力をなくしてしまうもの。筋肉を使っていない体は、細くても締まりがなく、だらしない印象です。きゅっと引き締まった、美しくしなやかな体には、筋肉が不可欠。柔軟なのに強く、美しい体を目指して、頑張りましょう!
          筋肉を鍛えるメリットは大きく3つあります。
           ・ 病気やケガ、ストレスに対する「抵抗力」を付けられる
           ・ 骨や心臓を丈夫に出来る
           ・ 行動力や持続力が付き、積極的になれる

          病気やケガ、ストレスに対する「抵抗力」を付けられる

          環境の変化や、ストレス、病気やウィルスなどに耐え、戦う力が「抵抗力」です。

          筋肉を動かし、体の動きを活発にすると、血液の循環や代謝などの活動もアップ。脳も活性化し、体全体の力が高まります。そのため、ストレスや病気など、外部からの悪影響にも耐久力が付き、簡単には負けなくなります。

          骨や内蔵を丈夫に出来る

          筋肉を鍛えることで、血液の流れをスムーズに出来、心臓や他の内臓の負担を減らし、効率よい働きが期待できます。また、筋肉を動かすことで、骨を刺激し、骨の老化を防ぐ効果も期待できます。

          行動力や持続力が付き、積極的になれる

          筋肉を動かすことで、行動力が強くなり、さらに長い時間保つための持続力も鍛えられます。勉強、家事、仕事など、様々な活動を行いたくても、体力がなければ実現しません。積極的で、元気に生活するために、筋力は大切なのです。

            速筋と遅筋って何?

            筋肉はパワーを発揮するタイプの違いで2つにわかれています。それぞれ、速筋線維(速筋)遅筋線維 (遅筋)と呼ばれています。

            速筋…瞬発力を発揮する筋肉。糖分を燃焼させる。皮膚の表面に近いところある。
            遅筋…持久力を発揮する筋肉。体脂肪を燃焼させる。体の奥に存在するコアマッスル。
            この他、速筋と遅筋の中間の性質で、速筋・遅筋どちらにも発達できる「中間筋線維」というものも存在します。素早い動きには速筋の力が、何度も繰り返す動きには遅筋の力が働いています。

            コアマッスル、インナーマッスルとは?

            コアマッスルとは、体の深い部分に位置する筋肉全てを指す言葉で、「深層筋」「インナーマッスル」という呼び方をすることもあります。腹横筋骨盤や脊椎など、体の重要な部分を支えている筋肉で、遅筋です。具体的には多裂筋や骨盤底筋群、腹横筋や腸腰筋などにあたります。

            よく動かす部分や、体の表面に近い筋肉は意識して鍛えることができますが、体の奥深くにあるコアマッスルを自在に動かすことは難しいのが現状です。

            コアマッスルが重要な理由

            コアマッスルは骨盤や脊椎と関わり、他の筋肉の動きを与える「要」の筋肉。

            この筋肉が弱ると、血行不良、代謝不良、内臓機能の低下、神経バランスの乱れなどを引き起こし、体の不調につながります。

            特に女性は、生理周期や妊娠・出産で骨盤の歪みやズレが起こりやすいため、コアマッスルが弱ったままだと年齢を経て尿モレなどの症状に悩むことも。

            コアマッスルがしっかりと鍛えられることで、骨や内臓のバラ位置を正しく保て、神経のバランスが整います。

            自然と姿勢がよく、体のバランスがとれたスタイルになり、健康維持にも効果的です。

            筋肉の特性とバランスを考える

            速筋は意識して動きやすいため、比較的効果が現れやすい筋肉です。

            見た目をすぐに変えたい時は、速筋を積極的に鍛え、本格的なダイエットや肉体改造を行いたいなら、遅筋をじっくり鍛えていく…といった風に、鍛え方をかえるのも良いかもしれません。
              筋肉が必要な理由

              筋肉は、骨や神経とつながり、内蔵を取り巻くように存在しています。伸び縮みすることで力を生み出し、活動や行動を支えます。

              筋肉は大きく2つに分けられます。
              不随意筋(無意識に活動する筋肉…平滑筋、心筋)
              随意筋(意識して動かせる筋肉…横紋筋・骨格筋)
              このうち、私たちが自分で鍛えられるのが「随意筋」です。

              筋肉の仕組み

              筋肉は筋繊維と呼ばれる筋が束になってあつまり、それを筋膜という組織がまとめています。伸び縮みすることで力を発揮し、行動することができます。

              筋肉が動くために必要なのが運動神経からの司令です。「動け」という刺激が電気信号となって脳から神経を伝わり、筋肉に届くことで、思った通りの動きができるのです。

              更に筋肉には、筋肉や骨にかかる負荷をセーブするための仕組みや、伝わる力の強さ、動かし方を記憶する部分があり、安全に体を動かしつつ、より繊細で性格な動きになるよう、細かなフィードバックを行っています。


              EMSと筋肉

              EMSは、脳からの刺激と同じような電気刺激を与えることで、筋肉を自動的に動かすことが出来ます。そのため、何百回、何千回といった、普通のトレーニングでは不可能な量のトレーニングが可能です。

              しかし、自分で動かしているのではないため、ついついやりすぎてしまったり、加減がわからなかったりして、筋肉を痛めてしまう危険もあります。自動で出来る良さを実感しつつ、いつものトレーニング以上に、体の様子をチェックしておきたいですね。
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