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    椎骨が24個集まって構成される背骨の中心には、脊柱管という空間があります。中には体にとって重要な神経の脊髄中枢神経があります。脊髄中枢神経は、体のあらゆる部分に脳からの信号、生体電流を末梢神経に伝える役割をしています。体の隅々まで広がっている末梢神経は、脊髄中枢神経を始まりとして、体の各部分に信号を送っていると言うことです。


    背骨は体の姿勢を保つ役割をしていると共に、末梢神経の始まりの部分として、生体電流の中継地点として、私たちが生きて行く中で、2つのとても重要な役割を担っていると言えるのです。


    生体電流が何らかの原因で妨げられた場合、『感覚神経鈍磨』という、感覚が鈍る現象、『運動神経鈍磨』と呼ばれる、頭でイメージすることと体の動きが微妙にずれてしまう神経疾患が起こってしまいます。自律神経に影響が出る場合もあります。


    正常に背骨の構造が維持されることによって、全身の筋肉や骨格に、重力の負荷や運動の負荷を分散させて、今こうして私たちは生きて行くことができるのです。
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