関節を構成する骨、軟骨、靱帯(じんたい)や腱(けん)などが老化(変性)して肩関節の周囲組織に炎症が起きることが、主な原因と考えられています。この炎症が起こる部位は、肩関節の動きをよくする袋(肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう))、関節を包む袋(関節包)、肩の筋肉が上腕骨頭(じょうわんこつとう)に付くところ(腱板)、腕の筋肉が肩甲骨に付くところ(上腕二頭筋長頭腱(じょうわんにとうきんちょうとうけん))などがあります。肩峰下滑液包や関節包が癒着(ゆちゃく)すると、さらに肩の動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。