リウマチ
関節リウマチの症状
関節リウマチでは、関節の腫れや痛み、こわばり、変形などの症状が起こります。症状の程度や、症状が出ている関節の数などは、関節リウマチの病状を知る重要な目安になります。
・関節の腫れ、痛み
関節の痛みには、安静にしていても痛む「自発痛」、押すと痛む「圧痛」、動かすと痛む「運動痛」などがあります。また関節が腫れたり、熱をもったり、赤くなることもあります。手の関節、なかでも指の第2関節、第3関節(つけねの関節)、手首の関節(手関節)に起こることがとくに多く、左右の同じ関節にみられるのが特徴です。
痛みの起きやすい手、指の関節
・朝のこわばり
朝、布団から出る時に、手足や体が動きにくくなることは、関節リウマチの特徴のひとつです。起きて手足を動かしていると次第に動きやすくなっていきますが、関節リウマチの状態が悪いと、動きにくい時間が長くなるので、リウマチの活動性をみるときにも参考にされます。
・変形
炎症が続くと、関節付近の軟骨や骨が壊れて変形し、動かせる範囲が狭くなってきます。4本の指が小指のほうに曲がる変形は関節リウマチに特徴的です(尺側偏位:しゃくそくへんい)。さらに進んで関節の骨同士がくっつくと関節が動かなくなってしまいます。
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