関節リウマチの経過には、いくつかのパターンがあります。最初は、手足の指の関節に左右対称に痛みや腫れ、こわばりなどの症状が出ます。その後、患者さんのうち約30%の方は1~2年で治ったような状態(寛解)になり、逆に約5~10%の方は症状が出始めてから短期間で強い炎症や症状が起こり、関節の変形が進み、それ以外の約60%の方では、症状が悪くなったり良くなったりすることを繰り返しながら、次第に関節の変形が進むといわれています。
なお、炎症や症状が強く、関節の病変の進むスピードが速いことを関節リウマチの「活動性が高い」と言います。