「慢性」の対義語である「急性」という言葉からも想像がつくかと思いますが、「突然襲い掛かってくる腰痛」を指します。日本では「ぎっくり腰」などが特に有名です。
ですが、この「急性腰痛」はぎっくり腰に比べて広義の範囲を指しており、無理な動きなどによって腰が悲鳴をあげる「ぎっくり腰」に対して、ヘルニアの突出による突然の痺れ、脊柱管狭窄の進行によって突然襲い掛かってきた痛み、内臓疾患による反射痛/関連痛などによって突然引き起こされた腰痛なども含まれます。
ですので、「突然襲ってきた腰痛全般」と覚えておくのが一番簡単です。
急性腰痛の場合は初期対応がとても重要になります。多くの場合、筋肉に炎症反応が起こり、上半身を支えることができなくなるケースが多いですので、無理なく安静にする事で筋肉をしっかり休ませましょう。
※急性腰痛の初期対応として「絶対安静」は必要ですが、そのまま安静を続けておくと今度は筋肉が衰えてしまいますので注意が必要です。目安としては2~3日間の安静と、その後は徐々にリハビリに入るようにするのが良いようです。
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