椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアの対処

    椎間板ヘルニアには安静

    ①最初は絶対安静
    唐突の椎間板ヘルニアにどうして良いのかわからなくなってしまった場合、まずは「絶対安静」で横になりましょう。特に若年層の場合、自分の症状を確認する為に、また椎間板ヘルニアではないと自分で納得する材料欲しさに無理に腰を動かそうとして、余計に状況を悪化させるケースが多いです。これはセカンドオピニオンの導入によって広まった「アンサーショッピング」と同じ現象です。

    最初の処置ターゲットは「筋肉の炎症」

    椎間板ヘルニアは「①周辺筋肉の炎症」「②ヘルニアによる神経圧迫」の二つの原因が絡み合っています。ですが、②の神経圧迫については素人が処置できる範囲を超えていますので、まずは①の「筋肉の炎症」を抑える事を優先して応急処置をすることが大切です。筋肉の機能性が戻れば、ある程度の動きは取れるようになります。ある程度の動きを取り戻してから次の処置へと進みましょう。

    ②MRI検査でヘルニアの状態を確認
    安静によって筋肉の炎症がある程度治まったら、次に取るべき道は「MRI」による検査です。「痺れ」を自覚された方は必ず安静の後に「MRI検査」を受けるようにして下さい。椎間板ヘルニアを含め、「痺れ」を自覚する腰痛の治療は この「MRI検査」によって圧迫されている神経の部位を確定しない事には始まりません。

    状況把握の次は方法の選択。

    痺れの原因である神経圧迫の「部位」と「程度」がわかれば次はどういった処置を施していくのかを考えていく必要があります。しかし、その方法論は実に多彩です。「整形外科」「カイロプラクティック」「整体」「接骨」など等、沢山ある方法論の中から今の自分に最も適した施術を選択しなくてはいけません。中々一人では判断がつかないでしょうから、かかりつけの先生や既に色々試されているお友達に相談の上で決断をして下さい。

    ③自分の状態に適した施術法で治療開始!
    安静にして筋肉の炎症を抑え、次にMRI検査で自分のヘルニアの状況もしっかりと把握し、それを踏まえたうえで先生と相談をして施術法を決めたら後は早いです。椎間板ヘルニア初期は毎週1回,ある程度症状が落ち着いてきたら、通院の感覚を広げていくのが良いでしょう。「もう大丈夫だ」と思ってからも隔月程度での通院を続けてリハビリと筋肉トレーニングは継続しましょう。
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