リウマチ
関節リウマチの検査
CRPは、体内に炎症や組織の破壊がある時に、肝臓で作られる特殊なタンパク質です。感染症など炎症を伴うさまざまな病気で値が高くなりますが、関節リウマチの場合はこの値が2㎎/dL以上のとき、活動性が高いと判断されます。
赤沈(赤血球沈降速度)
赤沈とは、血液を固まらないようにしてガラス管内に静置した時に、赤血球が1時間に何mm沈むかを測ったものです。体内で炎症が起こっていると、沈む速度が速まり、値が大きくなります。感染症など炎症を伴うさまざまな病気で値が高くなり、関節リウマチでも診断や活動性を知る目安となります。
リウマトイド因子(RF)
リウマトイド因子とは、自己抗体といわれるもののひとつで、関節リウマチや他の膠原病などの自己免疫疾患の方にみられるタンパク質の一種です。関節リウマチの患者さんの約80%の方が陽性ですが、残りの20%の方では陰性となるため、たとえリウマトイド因子が陰性でも関節リウマチではないとは言い切れません。
抗CCP抗体
抗CCP抗体は、リウマトイド因子と同様に自己抗体のひとつですが、リウマトイド因子と違って、エリテマトーデスなど他の病気ではあまりみられないこと、早期の関節リウマチでもみられることから、関節リウマチの診断に役立ちます。
X線検査(レントゲン検査)
X線検査は、関節の骨の状態をみるために欠かせない検査です。定期的に検査を行い、骨に変化が現れたら、それをできるだけ早く見つけることが治療方針を決める上で大切です。
関節液の検査
関節液の中に、リウマトイド因子や炎症に関連する物質があるかどうかを調べます。
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