突発的な過負荷によって起こる背骨の捻挫

    椎間とは背骨を構成する骨である「椎骨」と「椎骨」の間の関節部位を示します。

    つまり、椎間関節とは「背骨の関節」に起こる捻挫なのです。

    「???」となってしまう場合は足首の捻挫をイメージしてください。あれは足首の関節が瞬間的にずれてしまう事によって引き起こされます。

    それと同じ事が背骨で起こっているだけの話なのです。

    少し具体的に説明しますと、関節を構成している骨(関節とは二つ以上の骨で構成)がずれてしまった時に、関節が抜けないように関節を包み込んでいる靭帯が伸びてしまう現象です。捻挫による痛みは関節そのものよりも、瞬間的に伸びきってしまった靭帯部分に起こる炎症反応の場合が多いのです。

    一過性の痛みが多いのが特徴

    椎間捻挫は急性の痛みを起こしますが、炎症を起こしている患部を冷やして安静にしてあげると数日で劇的に回復していきます。

    ですので、急性の腰痛同様に、初期症状の時には患部をしっかりと冷やし、炎症を抑えながら安静を守り、痛めた関節を休ませてあげましょう。通常は2~3日で痛みが収まっていきます。

    対象範囲が広い椎間捻挫

    ぎっくり腰の原因としてもこの椎間捻挫はとても多いです。(ぎっくり腰=椎間捻挫として使われる事も)

    ただし、ぎっくり腰は「腰」に限定された症状ですが、この椎間捻挫はあくまで「椎骨」に起こった捻挫となりますので、その対象範囲は「頚椎」「胸椎」「脊椎」「仙椎」と広くなります。

    ですので、厳密に言えば、椎間捻挫=ぎっくり腰ではない、という事になります。(ここは余り深く考える必要はありません。)
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