リンパマッサージにおける代表的な手技は、「押す」「なでる」の2つだけです。
【 押す 】
リンパ節に詰まった老廃物などを押し出してリンパを流れやすくします。
リンパ節とは、体中のリンパ管が集まってくる中継点のこと。
リンパ節の渋滞を解消しなければリンパ液の流れはスムーズになりません。
詰まったリンパ節をほぐすのに適した手技が「押す」ことです。
リンパマッサージにおいて、もっとも大切なリンパ節である「鎖骨リンパ節」は、指の腹を使ってやさしく
押してください。
あまり強く押すのはNGです。痛いのはリンパマッサージではありません。
【 さする 】
リンパマッサージではもっとも多く使われます。手のひら全体を肌に密着させ、やさしく、なでるように
さすります。
リンパは、皮膚の浅いところに分布しているので、強くさすっても意味がありません。
温泉でお湯を体にかける程度の軽い圧で「やさしく」なででください。
さする方法は、全身のマッサージに使われます。顔などの細かい部分には指の腹などを使います。
強くこすり過ぎないように、リンパマッサージ専用のジェルの使用をお勧めします。